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2012.09.03

富士山峰入り修行

先日、富士市内の海岸を出発して吉原宿を通り、村山登山道(村山古道)を使って富士山頂を目指す「富士山峰入り修行」があり、その様子を見に行ってきました。これはかつて山伏(修験者)が修行のために行っていた富士登山を復活させたもので、昨年に続いて2回目となります。今回は山伏に同行して村山浅間神社までの巡礼を体験する一般向けのツアーも行われました。


まずは毘沙門天妙法寺の門前にある老舗旅館「立場」に山伏とツアー参加者が集合して出発式が行われました。かつてこの門前の宿に村山からの迎えの馬が来て、山伏が馬にまたがって吉原宿入りしたという故事を再現しようと、実際に山伏を乗せた馬を登場させ、その馬を先頭に一行は鈴川海岸へと向かいます。

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夏空が広がる鈴川海岸では「水垢離」(みずごり)が行われました。山伏が富士登山をする前に祈りを捧げ、海水に浸かって身を清めます。水垢離をしたあと身支度をして、海抜0mからの富士登山がいよいよスタートします!

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鈴川海岸をあとにしてしばらく歩いて行くと、元吉原地区の住宅地の一角にある富士塚に到着。真夏の強い日射しに照らされて夏雲が湧き上がる富士山をバックに山伏が塚に登り、富士登山の安全を祈りました。

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一行は富士塚をあとにして旧東海道を通って吉原宿に入り、吉原天神社などを参拝しました。鯛屋旅館吉原本宿前では山伏による病気・災難などをはらうための一種の儀式「加持祈祷」が行われ、地区住民などが御利益を受けていました。その後吉原宿をあとにして、一路村山方面を目指して進んでいきました。

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なお、吉原宿以降の模様については東海道表富士のブログで紹介されていますのでご覧ください。


8月末から今週にかけて、富士山世界文化遺産登録への重要なプロセスとなるイコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査が行われており、調査員が実際に富士登山をしたり、富士山本宮浅間大社や村山浅間神社、白糸の滝などの構成資産をチェックしている最中です。この調査では構成資産になっている有形物が対象になりますが、このような峰入り修行も無形の資産として大いに価値があるものだと思います。


☆ホームページ版「お天気屋さん」もよろしくお願いします!

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